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ブログ|工作員の本音

この仕事をするようになって、
恋愛ソングをよく聞くようになった。
それまでは、テクノやインストゥルメンタルとか「無」になれる音楽ばかり聞いていたような気がする。
私は、邪念が入り込むと、すぐにオセンチになってしまう、それが原因。
20代の前半は、ブレないハートが欲しくて、口を開けば「器械になりたい」と言っていた。

ロボットでなくて、器械。
人の形にもなりたくなかった。
今思うと、かなり重症だったと思う。

工作員として、個人的な考えが工作を邪魔することはないのか。
こう質問されることはよくある。
素の自分は消せないし、工作中は何かに憑依されているわけでもない。
という意味では、私人として対象者に接しているのかもしれない。
だからといって、別れさせ工作をすることで良心が痛むことは無い。
なぜならエフの仕事は、人を人を無理やり引き裂くことではないから。
無理やりな手段をとれば、頑なになるのが人の気持ち。
「北風と太陽」だったら太陽になるのが工作。
エフの仕事は、ターゲットに「別れ」という選択させること。
私達が考える別れさせのセオリーこれです。
なので、まずは私を信頼してもらわなければ、工作は先に進めません。

工作員として、個人的な考え気持が工作を邪魔することはないのか。
この質問の応えは、私人がなければ、工作も出来ないということでしょうか。

エモーショナルしかないこの仕事につき、
鉄のハートを手に入れられるかと思ったけど、
でも、上手くいかなければ、やっぱり落ち込む。
機械になれる日はいつだろう。
恋愛ソングを機械的に聞くしかないかな。
感極まって涙する時もあるけど。

kyoko